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お茶

ご近所付き合いのトラブル

次は都市部から離れたベッドタウンの住宅地に引っ越したBさん夫婦の話です。

活気ある商店街から近く、最寄り駅も近い物件を見つけた共働きのBさん夫婦。
話し合いの末、念願の一戸建てで生活をすることを決めました。
引っ越してすぐにあいさつに行くとよさそうな人ばかりで安心していました。
社交的なBさんの夫はすぐに近所の人たちと打ち解け、休日にはゴルフに行くような関係にまでなっていました。
しかし、Bさんはそこまで深い関係は持とうとせず、会えばあいさつや簡単な会話程度で済ませていました。

このくらいの距離が気に入っていたのですが、ある日問題が起きました。
お互いに休みだった日曜日のことでした。
Bさんの夫が近くの家でのお茶会に誘われ、休みならBさんも行くように誘われました。
その日はBさんはあまり体調が良くはなく、家で休んでいたかったのですが断りきれず行ってしまいました。
その家はこのあたりでは一番大きく、外に大きく出たウッドデッキで近所の皆さんとお茶会をしました。
Bさんはなんとか耐えていましたが、表情がかなり無愛想なものになっていたらしく、あまり話が弾みません。
お茶会が終わってから、夫には無理に誘って申し訳ないと言われました。
夫にもわかるくらい、対応がまずかったのです。

それから1週間ほどが経ってからのことでした。
明らかに近所の奥さんたちの対応がよそよそしいのです。
最初はあまり気に留めていませんでしたが、あまりにも長く続くのでBさんは夫にも相談。
すると、夫も最近近所の人からの誘いが減ったと不思議に感じていたそうです。
少しずつ距離が遠のいていくのを感じていたBさん夫婦。
理由はBさんの夫が一番仲良くしていた人から聞いて合点が行きました。

お茶会を開いた家の奥さんはこのあたりの奥さんグループの中でリーダー的な存在だったのです。
その奥さんが、Bさんが不機嫌そうにしていたことに立腹。
周りの家に言いふらしていたのです。

難しいご近所関係

最近になると、あられもない噂を立て始めているとのことでした。
あまりのひどさに怒りがこみ上げたBさんでしたが、なす術がありません。
1年ほどはこの嫌がらせが続きました。
しかし、次のターゲットを見つけたのか、徐々に変な噂は影をひそめていきました。

今では普通の近所関係を取り戻したBさん夫婦。
それでも、Bさんは最初の頃のような適度な距離を大切にしているそうです。

これもよくある話でしょうか
近所のリーダー格の人はできればあまり刺激したくありません。
とはいえ、ご近所関係は難しいもの。
お互いが不快にならない適度な距離の関係をつくっていきたいものです。