ステキ☆新生活!

~新生活応援サイト~

においのトラブルは意外と多い

ご近所トラブルには、さまざまな種類があります。
その中でも、本人はそれほど意識していないうちに加害者となってしまうトラブルに「ニオイ」があります。
臭いに関するご近所トラブルトラブルはとても多く、中には裁判にまで発展してしまうケースもあります。

例えば、良くあるのはタバコのニオイです。
家の中でタバコを吸わない代わりに、ベランダやバルコニーに出て吸うという人は少なくありません。
しかしこのたばこのニオイは、風に乗って流れていき窓を開けている隣の家の住民に迷惑をかけてしまうことがあります。
その他にも、魚を焼くニオイが不快だと感じる人や、薪ストーブのニオイなどが嫌だと感じる人もいます。

ニオイのトラブルに関しては、加害者と被害者とでどんなにおいに対して不快感を感じるかが異なる点が原因になることが多いものです。
ニオイトラブルが刑事事件に発展するケースは稀ですが、近所とのトラブルを抱えたまま毎日生活しなければいけないというのは針のむしろのようなものです。

ニオイのトラブルを解決できるか?「悪臭防止法」とは?

ニオイに関する規制は、悪臭防止法によって決められています。
悪臭を発生させている特定の物質に対して、濃度を測定して規制する方法と、ニオイを測定する臭気指数によって規制する方法とがあります。
どちらを採用しているかによっては、各市町村ごとに異なります。

ただしこうした規制は事業者を対象にしているため、個人宅から発する悪臭に関しては基本的に規制の対象にはなりません。
しかし悪臭の被害があまりにもひどい場合には、裁判所に訴えて問題を解決することは可能です。

臭いの発生源が個人の場合にはどうする?

ニオイに関するトラブルは、事業所から出されるニオイばかりではありません。
隣の家から出されるニオイで悩まされている場合も多いのではないでしょうか。
個人宅から出るニオイに対して不快な場合、最後の手段として家庭裁判所で法に基づいた解決策を決めてもらうという方法があります。
しかし、最初からその方法を選択してしまうのはいささか極端かもしれません。

もしもニオイの出現がパターン化しているなら、その時間は窓を閉めてニオイが入ってこないようにするなどの工夫をすると良いでしょう。
近年では脱臭技術が発展しているので、外からのニオイを家の中に入れないための対策をする事もおすすめです。

ニオイは、その人によって感じ方が異なります。
他人にとっては問題ないものでも、自分にとっては我慢の限界を超えるほど強烈な悪臭だと感じることもあるものです。
自分の考えすぎだとか、自分が神経質なだけだと思って我慢すると、場合によっては騒音や侵害の被害と同じで感覚公害による体調不良が起こるリスクもあります。
そうなる前に、しかるべく所に相談をし適切な解決策を見つけたいものです。