かかりつけ医とは
頭が痛い、風邪をひいたといったような比較的軽い症状でも、最初から大病院に行って診察してもらうという人はけっこう多いものです。
大病院も悪くはないのですが、ちょっとした体の不調を診てもらうためには、近くにかかりつけ医がいると便利です。
かかりつけ医というのはいつも診察してもらえる近所のお医者さんのことで、家族ぐるみで通うのが基本です。
かかりつけ医はこれまでの既往症や病歴、服用している薬なども熟知しており、より適切な診察を受けることができるというメリットがあります。
引っ越して新しい住む時は、まず最初にかかりつけ医を探すことが大切です。
家の近くですぐに通える場所にかかりつけ医がいれば、大きな病気にかかった時もすぐに大病院を紹介してくれますので安心です。
引っ越し先でかかりつけ医を見つけるには
引っ越したばかりの場所で土地勘がない場合、信頼のできるかかりつけ医を見つけるのはなかなか困難な作業です。
インターネットの口コミサイトを利用すれば近くのクリニックの評判がすぐわかるので便利ですが、口コミというのは個人差も大きいので、実際に行ってみてクリニックの雰囲気や対応を確認することも大切でしょう。
地域の患者会に相談するのもいいアイディアです。
患者会というのは特定の持病を持っている患者が参加している組織で、患者同士での活発な意見交換が行われています。
ですから、かかりつけ医にぴったりのクリニックを探すためには非常に役に立ちます。
特に「難病」といわれる病気を患っている人は、引っ越し先でまず患者会を探すことをおすすめします。
患者会に加盟している団体に関しては、「JPA（日本難病・疾病団体協議会）」のホームページに地域ごとのリストが掲載されていますので、ここで確認することができます。
また、今現在のかかりつけ医に、引っ越し先でおすすめのクリニックを紹介してもらう方法もあります。
医者というのは横のつながりが強いので、かかりつけ医を紹介してもらえる可能性が大です。
新しいかかりつけ医を見つけたら
新しいかかりつけ医を見つけたら、初診の際に今飲んでいる薬や持病、いつ発症したか、現在の症状とこれまでの症状などについて詳しく説明します。
今までに処方されて体に合わなかった薬などがあれば、忘れずに伝えましょう。
今まで通っていたかかりつけ医に紹介状を書いてもらうのがベストです。
特定の病気に対する助成に関しては、引っ越し先の役所に早めに出向いて書類手続きをしておくことが肝心です。
助成を受けるためには通うクリニックや診療所はもちろんのこと、薬局も登録しておかなくてはいけません。
引っ越し直後は何かと用事が多いものですが、かかりつけ医を探すのは最優先にすることをおすすめします。